肘の痛み、テニス肘、野球肘 

テニス肘は、別にテニスをしていなくとも、大工仕事をしたりまたは普通の家事を毎日続けているだけでも起きることがあります。

腕を軽く伸ばして体の前で少し重いカバンを吊り下げるような動作で、今までにない痛みが肘の前面(気をツケ!で前に来る側)に走るようでしたら、これの疑いがあります。

必ずしも利き手に起きるわけでもありませんし、、自分では激しい使い方をした覚えもないという方もよくおられます。

使わないようにしようとしても日常生活にどうしても必要な動きで痛みがでますし、また安静にしているだけではなかなか治ってくれません。

整形やスポーツ障害の本を見ると、すぐには治らないので筋力をつけながら徐々に良くしていきましょうというようなことが書いてありますが、軽症の場合は鍼灸治療ですと一回の治療で痛みがおおかた消失してしまう例をよく経験いたします。

但しその後4日くらい経ちますと再発することが多いので、3日以内にもう一回治療しますと予後が良いようです。

この症状を訴える方に以前強い腰痛を経験してることがよくあります。

これは軽いものでもつかんで上げたり下げたりの動作をする場合、本来なら腰から背中、肩、肘、手と順番に動かすことで、負担を身体の各部分に分散ようになっているのが、腰や背中の動きが悪くなっているために、上肢にかかる重量が増え、支点となる肘の腱に傷害が生まれてくるものと考えられます。

したがって治療にも予防にも腰や背中の筋肉の緊張を体質に合わせて上手くとり除き、関節の動きを良くしてやることが肝要です。

野球肘はテニス肘とは逆の側に出る痛みですが、日常生活では起きることが少なく、青少年期の無理な投球からくるものが多いようです。
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